結婚後賃貸マンションで3年暮らしていましたが、「家賃を払い続けるより実家をリフォームした方が快適」と思うように。
そこで1階の空室状態だった(以前祖父母様が使われていた)1階をリフォームすることに。
そこで自分達に合う空間をつくりたいという気持ちからご夫婦で話し合い、"夏と海を感じる空間”にテーマが決定。
場所としてはキッチン、洗面と水回り全てと、キッチンに続くリビングダイニングがポイントになりました。
そこで和室で区切られた空間をつなげて約18畳の広いLDを実現し、さらにそれに続くように独立したキッチンをL型対面式にしてさらに開放感が生まれました。
インテリアは以前から好きで集めている、海にちなんだ雑貨類やイタリア・MammaRO社の食器が映えるように空間自体には強い色をつけず、それは床のフローリングまでも徹底しました。
「 住み始めてから家で過ごす時間が長くなり、友人を招いてのホームパーティーも増えました」 というご夫妻。
以前、祖父母様が暮らしていた場所が新たな魅力ある空間に生まれ変わり、Yさんご夫妻に受け継がれています。
床材や部分的に使う素材は自然素材の本物志向にこだわりました。
床はスウェーデンから輸入されたもので、ホワイトオイルで木の本来色を消しています。
テレビの後ろの壁一面だけ、リビングのアクセントと奥行感を出すように薄いベージュ系のレンガタイルを。
レンガタイルはベルギー製の本物のレンガをスライスしたものを使用しました。
一体化したLDKを目指したので、キッチンは対面式L字型に。
「広々とした空間で料理を楽しみたい」 という希望が叶い、「見た目だけではなく使い勝手も良くなったため、料理の手順もスムースに。」 と奥様。
キッチンがいつもスッキリして見えるように、家電関係はLDから直接見えないように工夫。
トイレのドアを開けた瞬間に目に飛び込んでくる大きな鏡、海のように少し透明感のあるガラスモザイク、ガラスボールが美しいトイレの手洗いカウンター。“海と夏”を感じさせる小物をディスプレイ。
友人達にも好評の自慢の空間。
段差が大きく出にくい事もあって、何も手つかずでガランとしていた中庭。
ウッドデッキでレベルを廊下と同じ高さまで上げて、段差を利用してシンボルツリーを鉢ごと埋め込みました。夜になるとライトアップが美しく、玄関から入ってくると一番最初に迎えてくれるそんな空間になりました。